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こんな本読みました:火浦功「ニワトリはいつもハダシ(両A面)」 [こんな本読みました]

このところ「まつのべ!」やら「1ポンドの福音」やら「ラヴァクラフト全集」やら私が学生の頃読んでいた様な作品がとつぜん単行本やらにまとまって驚くことが多かったんですが・・・

本屋を冷やかしていて驚いたのなんの
ニワトリはいつもハダシ」だぁ???
生きてたんか火浦功、だったらとっととガルちゃんの続き書いてくれ~

で、もっとスゴイのがこの作品、火浦功が月刊誌連載なんちゅう誰が考えても無謀な挑戦を行った挙句、やっぱりムリだったという記念碑的なもの
「野生時代」連載中は回を重ねるごとにページ数が減っていき、最終回はとうとう「ケツカッチン」の一言とともに謎は一つも解決せず、前回初めて登場した人物はほったらかし、それどころか最後まで登場できなかった人までいる状態で、唐突に台風がやってきて主人公が「帰って酒飲んで寝よう」・・・

最後、担当編集者が舞台に現れ、「この後始末は本になる時に書き下ろしでつけてもらおう。・・・気が重いなぁ」と去っていき「そして誰もいなくなった」の一言でFin、っというなんちゅうかまぁステキな最終回でしたよ

その担当編集者が「ねらわれた学園」で薬師丸ひろ子の相手役としてデビュー、引退後は角川の編修者になっていた高柳良一氏だなんて・・・説明つけなきゃ今の読者は誰も知らないでしょうに

結局文庫になった時に最終回は大幅に加筆、一応は決着したんですが今回のこの作品
何が「両A面」かって野生時代連載時の作品と文庫になった時の作品が両方そのまんま載ってる
最終回以外は99%おんなじ作品が、一冊の本の中に2回ですよ
そんでもって1100円
「これは火浦功の研究本として貴重な資料だ」って言われても・・・阿漕な商売じゃないですか(笑)

本人も気にしたらしくあとがきで「前回文庫版のあとがきで、最終話のことをちょろっと書いたら、瓢箪から駒が出てこ~ゆ~形になったわけですが、雑誌掲載時の原稿を全部収録するこたーなかったですね」などと書いていますが・・・
前回って言ったってあなた、文庫版が出たの1988年ですから
この人の頭の中じゃこうやって悠久の時がゆ~っくりゆ~っくり流れてるんだろうなぁ

ホントまだ作家やってたんだったら、ガルちゃんの続きお願いしますよ、マジで・・・

この日記を書いている途中でみつけた高柳良一氏(これでは名前の字が違うそうですがお許し下さい)のHP→高柳良一の全仕事
作家が全然仕事しないのに、けなげに更新されていていつも感動するファンサイトはこちら→WE LOVE 火浦功!!


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第七十六回朝日名人会 [落語会巡り]

昇太と小遊三師匠がいっぺんに見られるってんで、いったいいつ以来なのかまるで思い出せない朝日名人会へやってまいりました

開口一番:柳家小きち
なんというか、久しぶりに前座さんらしい前座さんを見た様な気がします
やっぱりなにか志らく門下とか昇太のお弟子さんとは違う様な・・・
どっちがいいのかと言われるとよくわかりませんが

柳家小権太「のめる」
元気のいい高座でしたけど、なんか二人の登場人物の演じわけが今ひとつかなぁ、っと

柳亭市馬「将棋の殿様」
んで気がつけば将棋ネタ二連発
市馬師匠の高座は初めて聞いたんですが「~でな」という口調が妙に耳に障るような、聴き心地いい様な妙な感じでした
噺は面白かったけど、サゲがどうもね、っという感想

三遊亭圓窓with十二世都一中「お若伊之助」
伊之助が一中節の師匠という設定なので、実際の一中節の家元と一緒に舞台に上がるという工夫
途中伊之助がお若に一中節の説明と演奏をする場面では実際に家元がしゃべったのですが、正直その部分長すぎ
演奏のプロでもしゃべりのプロじゃないわけですからね~
噺全体としても、怪談にしたいのか棟梁の粗忽ぶりを前面に出したいのかがよくわかりませんでした
もう少し短くまとめれば噺全体が締ると思うんですがね

春風亭昇太「ストレスの海」
ホントに笑点の影響力というのもスゴイもんで、途中2回ほど「嫁さん紹介してやろうか」っと声がかかりました
昇太「噺忘れちゃうんで勘弁してください」などといいつつ、「大体本気で紹介してくれる気あるんですか!」と客席に突っ込み
噺の途中でも、ストレスには笑いがいいと言いながら客席右サイドの笑いが少ないと「ストレスたまってるわね~。今日はこっち中心でいくわよ」などと客いじり
あんたは三平師匠か、つ~の

三遊亭小遊三「味噌蔵」
相変わらず落語会ではほとんどまくらをふらず、スッと噺に入ってなんの奇もてらわずにオーソドックスにまとめ、それでも爆笑をとっていました
その辺はホントにさすがの一言
久しぶりに聞いた小遊三師匠の「ドカジャカドカジャカ」に大満足


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